宮本
ただ、もともと僕がイメージしていたのは、
ラジコンよりも、もっと本物っぽい、
それも大型の潜水艦を動かす、という感覚だったんです。
でも、旧来のアクションゲームをつくる姿勢で進めると、
まず小型の潜水艦をつくって、
レスポンスよく動くようにしていくんですね。
その方向で突き進んでいくと、
操作性がどんどんお手軽になっていって、
「どうしてスライドパッドで動かせないの?」
というような意見まで出てくるようになります。
そして最終的に『マリオカート』のようになったら・・・。
岩田
個性がなくなってしまいますね。
宮本
そうなんです。
すると、平凡な横スクロールゲームになってしまって、
それなら、ほかのゲームを遊んでいればいい、
ということになりかねないんです。
僕は今回、そこは譲れない部分でした。
なので、小型の潜水艦をつくるときは、
やりすぎにならないよう、
注意しながら見ていたんです。
岩田
小型だからといって、
スイスイ動かしたらダメなんですね。
宮本
それだと潜水艦じゃなくなっちゃいますから。
今村
なので、今回は潜水艦の動きを制御するパラメーターを
最後の最後まで、ずっと触っていたんです。
でも、ずっと向き合ってやっていると、
「ここのパラメーターは、ここまで上げたほうが、
スピードが出るし、気持ちいいのになあ・・・」とか、
「十字ボタンで操作できたらなあ・・・」とか、
そんな誘惑に負けてしまいそうになるんです。
でも、そんなときでも、杉山さんが要所要所で
「ここはこれでいけ!」みたいな感じで・・・。
岩田
今村さんをちゃんと引き留めてくれてたんですね。
今村
ええ。ところがやっぱり負けてしまって・・・。
「レバー操作はもっと軽いほうがいい」と思って、
実は杉山さんには内緒だったんですけど・・・。
岩田
こっそり軽めにしたんですか(笑)。
今村
そうなんです。
ところがそれを杉山さんに見せたら、
「これ、変えたやろ」って、すぐにバレてしまって(笑)。
岩田
あははは(笑)。
杉山
軽いとやっぱり気持ちが悪いんです(笑)。
ああいうものは・・・。
岩田
潜水艦のように大きくて、重いものを
操作している感じがしないんですね。
杉山
はい。どこか抜けた感じになるんです。
ジャイルズ
ゆっくり動かないと、
潜水艦の重さが感じられないですし。
杉山
ただ、マリオクラブ(※11)からも
「遅くて反応が悪いです」と
指摘されたこともあったんです。
今村
あ、ありましたね。
※11
マリオクラブ=マリオクラブ株式会社。任天堂の開発中ソフトのデバッグやテストプレイを行う。
杉山
そこで、一度言うとおり軽めになおしたんですけど、
やっぱり触ってみると、船体の動く速さと合わなくなりました。
結局、元に戻したんですけど、
どうしてもみんなは「軽く」とか「速く」とか・・・。
宮本
モニターをしてくれる人たちは
「より便利に、より速く」としか
言わないですからね。
岩田
「より便利に、より速く」することで、
実はリアリティが喪失してしまうこともあるんですよね。
宮本
そうなんです。
なので僕の理論は、そんなことを言われたとき、
「いいよ、便利に速くしても。
その代わり、難しくするからね」って(笑)。
「便利に、速く」すると、
それに合わせて敵の動きも速くしないと
バランスがとれなくなるんですよね。
「がまんして、がまんして。
楽しさがだんだんわかってくるから」と。
ただ、もともと僕がイメージしていたのは、
ラジコンよりも、もっと本物っぽい、
それも大型の潜水艦を動かす、という感覚だったんです。
でも、旧来のアクションゲームをつくる姿勢で進めると、
まず小型の潜水艦をつくって、
レスポンスよく動くようにしていくんですね。
その方向で突き進んでいくと、
操作性がどんどんお手軽になっていって、
「どうしてスライドパッドで動かせないの?」
というような意見まで出てくるようになります。
そして最終的に『マリオカート』のようになったら・・・。
岩田
個性がなくなってしまいますね。
宮本
そうなんです。
すると、平凡な横スクロールゲームになってしまって、
それなら、ほかのゲームを遊んでいればいい、
ということになりかねないんです。
僕は今回、そこは譲れない部分でした。
なので、小型の潜水艦をつくるときは、
やりすぎにならないよう、
注意しながら見ていたんです。
岩田
小型だからといって、
スイスイ動かしたらダメなんですね。
宮本
それだと潜水艦じゃなくなっちゃいますから。
今村
なので、今回は潜水艦の動きを制御するパラメーターを
最後の最後まで、ずっと触っていたんです。
でも、ずっと向き合ってやっていると、
「ここのパラメーターは、ここまで上げたほうが、
スピードが出るし、気持ちいいのになあ・・・」とか、
「十字ボタンで操作できたらなあ・・・」とか、
そんな誘惑に負けてしまいそうになるんです。
でも、そんなときでも、杉山さんが要所要所で
「ここはこれでいけ!」みたいな感じで・・・。
岩田
今村さんをちゃんと引き留めてくれてたんですね。
今村
ええ。ところがやっぱり負けてしまって・・・。
「レバー操作はもっと軽いほうがいい」と思って、
実は杉山さんには内緒だったんですけど・・・。
岩田
こっそり軽めにしたんですか(笑)。
今村
そうなんです。
ところがそれを杉山さんに見せたら、
「これ、変えたやろ」って、すぐにバレてしまって(笑)。
岩田
あははは(笑)。
杉山
軽いとやっぱり気持ちが悪いんです(笑)。
ああいうものは・・・。
岩田
潜水艦のように大きくて、重いものを
操作している感じがしないんですね。
杉山
はい。どこか抜けた感じになるんです。
ジャイルズ
ゆっくり動かないと、
潜水艦の重さが感じられないですし。
杉山
ただ、マリオクラブ(※11)からも
「遅くて反応が悪いです」と
指摘されたこともあったんです。
今村
あ、ありましたね。
※11
マリオクラブ=マリオクラブ株式会社。任天堂の開発中ソフトのデバッグやテストプレイを行う。
杉山
そこで、一度言うとおり軽めになおしたんですけど、
やっぱり触ってみると、船体の動く速さと合わなくなりました。
結局、元に戻したんですけど、
どうしてもみんなは「軽く」とか「速く」とか・・・。
宮本
モニターをしてくれる人たちは
「より便利に、より速く」としか
言わないですからね。
岩田
「より便利に、より速く」することで、
実はリアリティが喪失してしまうこともあるんですよね。
宮本
そうなんです。
なので僕の理論は、そんなことを言われたとき、
「いいよ、便利に速くしても。
その代わり、難しくするからね」って(笑)。
「便利に、速く」すると、
それに合わせて敵の動きも速くしないと
バランスがとれなくなるんですよね。
「がまんして、がまんして。
楽しさがだんだんわかってくるから」と。
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| — | ニンテンドー3DS|社長が訊く『スティールダイバー』|Nintendo (via tnoma) |
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